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お墓のはなし ~お墓に供えてはいけない花~
こんにちは、竹原学石材の竹原です。
今回は、お墓に供える「供花」がテーマです。
「供花」(きょうか・くげ)ですが、地域によってお供えする「花」が異なります。
私たちの住む、新居浜市、西条市、四国中央市などでは「花シバ」を供えるのが一般的です。
その他の地域では、異なる「供花」をお供えします。
そこで、避けるべき花がありますので、いくつか紹介致します。
1. トゲがある花(例:バラ)
2. 毒がある花 (例:彼岸花)
3. 香りの強い花(例:ユリ)
4. つる性の花 (例:アサガオ)
これらの花は、絶対に禁止というわけではありませんが、お墓にお供えするに不向きです。
一般的に、お花屋さんでお花を購入されると思いますが、
恐らく「お墓に供えるお花」を注文した場合、上記の種類は入っていないでしょう。
しかし、故人が好きだった「バラ」を供えたいという場合、なにか方法はないかと聞かれれば・・・あるんです。
それは、お花を供えるお墓の部材に「花立」というものがあり、その面(青色部)に彫刻をする方法です。
新居浜市・西条市・四国中央市などでの仏式のお墓の花立に花を彫刻する場合、
蓮の花を彫刻されます。意味合いとしては、仏教に関連の深い花ということと、
高価な蓮の花を実際に供えなくとも彫刻をして供えることです。
洋型のお墓には、バラの花を彫刻する事例はありますが、和型とよばれる仏式のお墓にはほとんど事例はありません。
ですが、和型のお墓にも彫ることはできます。お墓に彫る内容に決まりごとはありませんが、
代々受け継がれるお墓の彫刻なので、慎重に選ばれるのよいかと思います。